世界のどこかでは今でも紛争が起こっている。
そんな壮大な話をしようというわけではないのだけども、やっぱり、どんなに小さいコミュニティでも、例えば学校のクラスとか、職場とか、やっぱり争いは起きている。
どうして争いが起きてしまうのか。それは自分は「貧しさ」が原因なのだと思っている。
そう思うようになったきっかけの出来事があった。
それは去年友達と一緒に繁華街を歩いているときだった。
ある居酒屋の前を通った時に、何やら「バシャバシャ」という水の撥ねる音がしたので見てみた。すると、そのお店の壁に生け簀があった。生け簀の中には生け捕りにされた魚が数匹いたのだけども、その中に何やら様子のおかしい魚がいた。魚の両側が尾びれになっているような大きい魚がいた。
「ん?」と、思いよく見てみるとそれはある魚がもう一匹の自分より少し小さい魚を頭から食べようとしているところであった。その食べられそうな側の魚が暴れて生け簀から水が撥ねていたのであった。
壮絶な生生しい光景を目撃してしまった自分たちは思わず足を止めてしまった。
なんとも言えない気分になった。
こんな狭い水槽の中で、そしておそらく食べられる予定だったのでエサなども与えられていなかったのだろう。
食べようとした魚は自分よりわずかに小さい魚を食べようとしていたので、飲み込むことができず先ほどの状態で止まっていた。通常ならばこの魚もこんな大きな獲物を無理して食べないだろう。
きっと極限状態がそうさせたのであった。
その後食べられかけてた魚は暴れることによって何とか逃れることができたが、すぐに狭い水槽の壁に激突してしまい、結局同じ場所に佇んでいた。
おそらく、また時間が経ったら同じことが繰り返されるのだろう。
狭い水槽の中で行われていた、社会の争いの根本を縮図したような出来事であった。
それ以来、自分は「争いは貧困によって引き起こされる」と思うようになったのであった。
ちなみに、似たような話なのだが、自衛隊では女性の隊員が割合的にかなり少ないらしい。
自衛隊は日々過酷な訓練をしている上、出会いが全然ないらしいため、その少数の女性隊員が男性隊員達からめちゃくちゃモテるらしい。
なので、どんなにブスな女性隊員でもモテるため、ブスな女が調子に乗っているらしい。あくまでも聞いた話ではあるのだが。
これもある種「争い」の一種であろうか。やはり貧しいことは良くない。
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