どうもようじ教です。
今月は文字のみの日記が多くなるかと思いますがご了承ください。
先日父と一緒にスポーツDEPOへ行ってきた。
父は現在とても買い物が好きである。特に最近は十何年ぶりかに草野球をするようになった事もあり、頻繁にスポーツDEPOへ訪れるようになっていた。
昔は、というと大体自分が高校生くらいの頃までは、滅多に買い物なんかに行くような人では無かった。
恐らく、当時は会社でもそれなりに責任のあるポジションに就き、家族6人を養っていくことで精一杯だったので、買い物へ行く余裕が無かったのだと思う。
とても真面目な人物なのである。
しかし今は子供たちも自立し、仕事も安定しているという事で、ようやく自分の好きな事に時間を割く事ができるようになったのだと思う。
そして正月二日目に「お前も買い物付き合えよ。」と自分を誘いスポーツDEPOへと足を運ぶのであった。
着くなり、「今日は俺が欲しいもの買ってやるからなんでも選べ!!」とちょっとしたサプライズかのように言ってきた。
「不器用だな~!」と自分は内心思った。どこらへんが不器用かというと、「買い物付き合えよ。」というわかりやすい前フリと、着くなり「なんでも選べ!」という定番の流れ。そして、そのサプライズをする場所がスポーツDEPOであるという事。
なぜスポーツDEPOでそのようなサプライズをする事が不器用なのかというと、上手く言葉にはできないが、このお店ではなかなか「欲しい!」というものを見つけだすのは難しい。というのも店全体に置いてある商品が、なんとなく独特の好みに偏っている気がするからだ。
その趣向が特に現れていると思うのがジャージである。
何故だろうか、スポーツDEPOに置いてあるジャージは決まって「黒地に水色やオレンジのラインが入ったデザイン」、もしくは「メーカーのロゴが大きくどこかにプリントされているデザイン」なのである。これはどのメーカにも共通していて、5~6社以上のメーカーのジャージが広い店内に取り揃えられているのだが、なぜか決まってそのデザインなのである。
なぜカラーバリエーションはこんなに少ないのだろうか。大体黒か紺である。確かに一番需要のある色はその二色かもしれない。しかしなぜ他の色がほとんど無いのだろうか。そしてなぜ目立った蛍光色に近い色のラインが通ったものばかりなのか。
そしてなぜこんなに大きくメーカーのロゴをベーン!と貼り付けたものばかりなのか。別にジャージメーカーに特段リスペクトを持って自分がその宣伝を請負ってやろうと思う人はほとんどいないだろう。できる限り目立たないようにしてほしいのが個人的な願望である。
このようにスポーツDEPOで取り扱っている商品は独特の好みに偏っている気がするのである。
なので「好きなものを選べ!」と言われても、正直選択肢が少ないと思ってしまうのである。
と、屁理屈っぽい事を散々述べてきたが、やっぱり買ってくれるとなると嬉しかった。時間は掛かったけども広い店内から欲しいものを探し出した。黒の無地のスウェットのズボンに、青と深緑のTシャツ2枚。ロゴは小さく入っている。ちょっと高価なものを買ってもらった。
多分父は昔子供を買い物へ連れて行かなかった穴埋めとして、今大人になった自分たちを連れて行ってくれるのではないだろうか。
ひとしきり買い物が終わった後父は、「よし、次はユニクロへ行こう!なんでも買ってやるよ!」と言った。
やっぱり不器用だな~!
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